アフガニスタン義肢装具支援の会 POSAA
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現在のアフガンと、今後

選挙の先行き(2004年)

タリバン時代から数えれば8回、アフガニスタン義肢装具支援の会として7度通うアフガニスタンは、その都度復興の速度を速めています。
そんな中、戦後初の総選挙が実施され、大統領が選ばれます。アメリカの指導の基、カルザイさんが望まれていますが、アメリカの思惑通りになりますかどうか?、結果が楽しみです。
さてカルザイさんの人気ですが、カブール市民はアメリカ兵が護衛(アパッチ攻撃ヘリなどが)して移動する様を見て、苦々しく「どこの国の大統領だ」と言っているのが印象的だった。しかし彼の他に民族的融和を保つ候補者がいないのも確かで、(後ろ楯がはっきりしすぎては、また紛争の種を残すから、彼が適任との声もあり)、有力候補は彼以外の選択肢はない。国際的認知と国内世論ズレが無いのである。国内融和で考えれば、恐らくはカルザイ大統領が選ばれるのは確実でしょう。

治安について

この大統領選挙を妨害するためにタリバンやアルカイダがテロを計画し心配される治安は、日本で考える程大規模ではありません。外務省や日本大使館の情報では危険である為に渡航延期/国外へ退去の勧告をしてます。『危ないでしょうアフガンは!』とよく言われますが、本当の処、危険な地域のはずですが、実のところ危険に遭遇して居ないので、危ないと(テロなど)感じた事はありません。
外務省や大使館の情報が、間違っている訳ではありませんし正しい判断がなされているかについては、立場上『安全です』とは言えない事も理解する必要があります。
我々の活動も現在までは安全でしたがこれからも安全かと言えば、そうでない事は確かです。つまり危険は其処に在り遭遇すれば危険地域になぜ行ったのかの非難は出ます。
その非難される立場を考えれば外務省の、渡航延期/退避勧告になるわけです
実感としての危険はテロやアルカイダではなく交通事故です。復興(社会基盤)が急ピッチで道路が良くなリ、日本車がスピードを挙げて疾走する市外は、ルールが確立していないので、これは深刻な問題です。

社会基盤の整備状況(2004年)

道路
舗装については、首都に繋がる道路については、およそ1975年の平和時のレベルに復興しているが、市内の道路事情は、まだまだである(市民は「海外からの資金をカルザイらが横領して自宅の建設資金したので」、と信じている)。また首都以外の都市間は北西部が手付かずである。


カブール〜ジャララバード、現在壊された橋を迂回する状況幹線道路についてはほぼ復興された状況にある

病院
都市の大病院は復旧された状況であるが、地方の都市や町村に無医村の状況が続いており深刻な状況である。帰還する医士も増えつつ在るが、海外ボランティアに依存する状況がつづいている。

学校
町村の小中校の開設が急がれる。カブール以外での整備が遅れている。各国の援助で首都周辺は改善傾向であるが、地方の町村では、開設に至らない場合がある。
今後とも状況のの改善が急がれる。
通学する学童数と施設と教職員の需要と供給バランスが極悪状況である。
女生徒は便所がないので通えない、男子も通えるが3交代で2時間の授業が受けられるだけ運が良く、通えない子供達も多いのである。これらの解決には海外ボランティア団体の援助が望まれるが地方まで及ばないのが現状である、
その原因は
(援助が入れないのは、地方での活動は治安や生活面のクオリティの確保、
本部との連絡が取れない等が挙げられるからだ)

ライフラインについて(2004年)

電力
紛争当時から、互いに攻撃する事を控えていたのが病院と発電所であり、破壊されて発電が出来ない状況ではなかった。それでも送電線や市内での各個人への配線は完全に壊されていた。タリバン時代のカブールは夜も電燈が夜明けまで消されず明々と灯されていた。つまり4年前まで電力は足りていた事になる。(都市人口が極めて少ないため)
しかし最近のカブールは急速な人口増加(1975年のカブールは人口35万〜50万都市であった。現在、都市基盤能力を越えている)で百万都市に膨らみ、
稼動している発電所も老朽化に加え、3基の内1基は送電線が地雷原となり使えない状況で電力不足にあるため、時間で通電地区が決められており、力の在る地域は比較的停電は無いが、新興住宅地(難民が帰国して新しく市街が拡がり)では停電は日常的で、民営の発電所が営業し月極で(5ドル〜10ドル)顧客をふやしているのが現状である。
高級住宅街や官庁街(最優先で供給)は停電は無いのである。

水道
(カブールは日本チーム<ODAで東京都水道局>が敷いたものが現在も使用されていた)
公設水道井戸
その他サランパスからの特別水道(資産家たちが特別に敷いた)
市内にのほぼ全域に、水質に問題があるのものの使用可能である
井戸については、昨年、本年度問題は解消されている。アフガニスタン全域では、降雪量が少ない為、水脈が枯れ、南部および中央部に来年度も枯れる井戸もあり、解決に至っていない、

ガス
アフガンでは天然ガスが採掘されていたが、国内では消費される事はなかった。
現在ガスボンベはパキスタンから陸送され使用されて、かなりの田舎でも普及されている。ガスが国内産かは確認していない。石油はパキスタンからとイランから多くを輸入している。

最近の出来事として(2004年)

様々なプロジェクトが加速度をあげて実施されており、アフガン国軍への編入、除隊が日本の資金で行なわれている。現在ヘラート州の動向が心配ではあるが、選挙後イスマイルハーンがカルザイ氏の誘いに応じて中央政府に出仕するのか、あくまでも州知事に固執するのか(州知事を辞めるつもりはさらさら無い)
最近のアフガニスタンの報道は選挙一色である、アルカイダーの・・・タリバンの脅迫が頻繁に日本の新聞に取りあげられるが、意外に本当は少ないのが事実である。
毎日新聞の特派員がカルザイ大統領に選挙に対する思いを質問したが、その質問が、『選挙は初めて行なわれ、これでアフガニスタンに民主主義が根付けば良いですね』と端からアフガンに民主主義を否定した質問に、カルザイさんは、「[ロヤジルガの]民主的土壌があり、またその民主的システムは西洋のそれより永く今もアフガンにあるものである。」と答えその記者に反論した。
しかし毎日新聞の記者はその意図がわからず自身の恥をさらした。

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